環境活動

環境活動

日本水大賞

■目的

21世紀の日本のみならず地球全体を視野に入れて、水循環の健全化を目指し、美しい水が紡ぎ出す自然の豊かさの中にも水災害に対して強靱な国土と社会の実現に寄与すること。

■対象活動

水循環系の健全化や水災害に対する安全性の向上に寄与すると考えられる活動で、以下のような分野における諸活動(研究、技術開発を含む)を対象。

①水防災
・防災教育を活動地域や学校等で行っている等
②水資源
・水を大切にする活動等
③水環境
・水辺の生き物やそのすみかを大切にする活動
・水辺や水のある地域づくり活動等
④水文化
・水や川や湖沼、海などに対する敬意と親愛を高める活動等
⑤復興
上記の①から④に該当する諸活動のうち、地域の復興の視点から実施されるもの
※その他、上記に関係する国際的な連携・技術協力・学会活動等

■受賞テーマ

足羽川堰堤土地改良区連合:農業水路に生きものの賑わいを取り戻す地域づくり
福井県立福井農林高等学校:農業水路への設置を目的とした小規模水田魚道の開発による環境保全活動

応募件数159件あるなか、日ごろの活動が認められ、合同受賞。
平成18年5月30日に国際連合大学(東京)で表彰式及び受賞活動発表会が行われた。

疏水百選

■疏水百選とは?

平成17年10月から12月まで、国民よりインターネットとハガキ・FAXによる投票を受け付け、その後の選定委員会による評価と合わせて、全国の疏水の中から110箇所を選定したもの。

■選定基準

①農業・振興地域
・食料の安定供給や地域の農業振興に効果を発揮したものや、農業用水に加えて、産業や都市の形成など地域振興に効果を発揮したもの。
②歴史・伝統・文化
・歴史的・文化的な施設を有するものや、水を巡る伝統儀式や習慣が残っているもの。
また、築造にまつわる由緒、偉人、知られざる歴史を秘めたもの。
③環境・景観
・ホタルや水棲生物など、さまざまな生き物が生息する、水質の保全や生態系豊かなもの、あるいは、疏水のある農村景観の美しいもの。
④地域コミュニティの形成
・洗い場や散策路等として地域の日常生活に欠かせない施設として利用されているもの。
また子供から大人まで男女の参画による保全活動の盛んなもの。

■足羽川用認定のポイント

足羽川用水は、受益面積2,065ha、用水路延長約22kmを組合員3,100名(平成17年4月1日現在)および地域住民によって、今日まで適正に維持管理し守ってきたこと。平成18年2月22日に農林水産大臣から認定。

21世紀土地改良創造運動大賞

■21世紀土地改良創造運動大賞とは?

21世紀土地改良創造運動は、土地改良区が果たしてきた役割、機能を改めて見直すとともに多面的な機能の確保など国民が期待する新たな役割に対し、どのように土地改良区が取り組んで行くか、地域の人たちとみんなで考えることを提案する運動である。
全国の模範となる運動を展開している水土里ネットを表彰し、運動意欲の高揚と意識改革を図るとともにその効果を広く国民に伝え、21世紀土地改良創造運動のさらなる推進に寄与するもの。

■受賞運動

平成15年度1回目

■内部運動
・広報誌、パンフレット、ホームページ等による広報活動
・ワークショップ、説明会

■外部運動
・環境施設(ビオトープ他)づくり
・環境学習(生きもの調査、植物学習等)
・魚道設置

平成23年度2回目

■外部運動
・地域イベント(ウォーキング大会)の開催
・当連合の見学会
・森と里の体験学習会、農作物の体験学習

農林水産大臣賞

■概要

農村整備の実施を契機に、農村の振興に向けて地域一体(市町村、土地改良区、地域住民等の団体など)となった、活力と個性ある地域づくりを進めており、他の模範となるなど、優れた成果を上げている市町村、土地改良区、地域住民等の団体を表彰するもの。

■表彰理由

・地域農業と地域振興を図るため、計画的・積極的に土地改良事業に取り組み、連合に所属している7改良区及び、管内16改良区の指導・支援を的確に取り纏めて事業推進に当たり、組合員の負担軽減に務めてきたこと。

・管内の農業水路の多面的機能を利用したビオトープの造成に三世代の家族を有効に導き、生き物と共生する農村社会を構築すると共に、土地改良施設の維持管理やイベントを開催してきたこと。

・見学者の対応、小学生、高校生の研修受け入れ、西アフリカからの研修生(17名)に水と農業、生態系保全など水の大切さ、生き物との共生について説明を行ったこと。

 平成24年3月27日に東京で表彰式が行われた。